最新エステティック市場動向

最新エステティック市場動向

低迷を続けるエステティック市場

 著者:清水 收一 (株)サンク 代表取締役

 個人サロン様・チェーン店・ディーラー・化粧品メーカー・機器メーカー、どこを聞いても業績が伸びているという声があまり聞こえて来ない。
リーマンショック以来の永きに渡る景気低迷。そして東日本大震災、熊本大地震といった大きな出来事はありましたが、
それ以外の理由で売上が伸びない、新規集客が出来ないというサロンさんは多いと思います。そして、そこをメイン販路としているディーラーは苦しく、当然関連したメーカーも売上が大きく後退している。 大手チェーンも全盛期の影は見られない。TVコマーシャルも今、ほとんど見ることが無い。一時期良かった地域エリアで20~30店舗位で展開していたチェーンも鳴りを潜め、気が付くと経営交代も起こっているようだ。
しかし、ホテルの新設や旅館などでは必ずと言ってもいい程、エステティックサロンかアロマセラピースペースが設置されている。
又、街ではスーパー銭湯や整体鍼灸院、そして10分1000円で営業していた簡易マッサージ店が60分2980円になり、稼げ無い分エステティックをメニューに加え始めた。
スポーツクラブに於いてもエステ導入は相変わらず進行している。
更に、新たな動きとしてはドラッグストアー業界が化粧品販売を拡大する手段としてショップINサロンを売り場に開設し業態変化を試みている。
厳しい消費環境にも関わらずサロン数は増えているのかもしれない。
それだけ競争激化であり、厳しい業界動向が続いている。
そして、ネットでのエステティックサロン専用化粧品ブランドの乱売も始まっている。
中にはメーカー自らがオンラインショップを立ち上げ、直販しているところも出て来ているようだ。
当然、サロンから購入していたお客様もネット購入に切り替える方も出てくることになる。そうこうしている内に元来の化粧品安売りサイトがラインナップにエステティックブランドを増やし始めた。
全てがデフレ・スパイラルである。


 では、どうしたら良いのだろうか。
こんな状況でも着実に売り上げを伸ばしているサロン様は存在する。
そういったサロン様の共通項は、お客様にエステティックの有効性と利用の仕方をお客様の立場に立って伝え向き合っていることです。
そして、サロンコンセプトに沿ったハンド技術やメニュー内容が明確にお客様に理解して頂けるように、カウンセリングとクロージングの中でスタッフが充分に話せる仕組みが落とし込まれています。
勿論施術結果が伴っていなければなりません。


これからの時代、薬機法・景品表示法から言ってもエステティックは効果効能を言うことは出来ませんが、お客様は明確な施術後の変化を期待しています。
その期待に応えて行ける技術やトリートメント内容が必須となります。
サロンが考えているお客様のターゲットゾーンにサロンコンセプトが合致してより良い施術効果が出せているのかをもう一度ご確認して見て下さい。
 お客様に「オートクチュールなケア」を提供して行くのがエステティック!
そして定期的なメンテナンス施術をお客様にお受け頂く事で、本来のエステティックの力を生かしお客様のサロン様への固定化に繋がる訳です。
今一度、ご自分のサロンを見直してみては如何でしょうか。